メールマガジン No,7    (2018年8月7日)        マーケティングの生産財への適用(2)

前回見ましたようにマーケティングは消費財に留まらず、生産財においても有効に
活用できます。
そのためにはこれまでの営業と異なるマーケティングならではの特徴を理解しておく
必要があります。

営業にマーケティングを導入する際の効果として、次の4点を指摘することができます。

1 市場志向の体制作り
自社の製品や技術を企業活動のベースにするのではなく、市場あるいは顧客を起点とし
て活動を行う体制を構築します。

2 長期的な政策
目の前の顧客や引き合い案件を追いかける短期的な取り組みではなく、市場の動きを
先取りした長期的な視点での取り組みが可能となります。

3 企業活動の総合的効果
営業部門や販売部門という企業の一機能ではなく、開発や製造はもちろん、財務や経理
まで含めた全社的な活動です。

4 科学的アプローチ
定量的な目標や評価を行うことで、顧客の購買行動からの法則性の発見ができ、思い付き
や経験ではなく仮説と検証によるアプローチが可能となります。

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